2015年8月8日 東京渋谷区に
世界初となる「声優ミュージアム」がオープンしました!!
日本独自に発展した声優文化の資料を展示しようというのが
この施設の目的。
新たな聖地誕生に期待のかかるミュージアム内の様子や
場所・アクセス方法なども紹介していきます。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
声優ミュージアム概要とアクセス法
日本の文化として、”ジャパニーズアニメ”は
世界に広く受け入れられ、高い評価も得ていますが、
その裏で作品を大きく支える
”声優”にスポットを当てた施設は、
これまでにありませんでした。
そこに目をつけたのが、
自身でも多くの声優を抱えているプロダクション会社
「81プロデュース」です。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
設立のきっかけは、亡くなった声優の遺族が引っ越しなどの際に、
台本やグッズなどを処分してしまうケースがあったほか、
台本のタブレット化に伴い、
印刷物として残しておく必要性を感じたことから
オープンを決めたそうです。
アニメ以外にも、外国映画の吹き替えなどでも”声優”は
重要な仕事を担っています。
展示品の中には、名誉館長を務める声優・大平透(85)さんが
アニメ「笑ゥせぇるすまん」で喪黒福造役を演じた台本、
また、フランスの俳優アラン・ドロンの吹き替えで知られた
故野沢那智さんが使った映画
「太陽がいっぱい」の台本などもあるそうです。
他にも、79年に放送されたアニメ
「機動戦士ガンダム」全43話分の台本や、
サイン入りグッズなど数百点がズラリと並べられているそう。
その台本には、声優本人が発声のタイミングを書き入れた跡だけでなく、
落書きなどがあるというので、
”声”でしか感じ取ることのできなかった声優の仕事ぶりが
”視覚”からも感じ取れそうです。
所蔵している品は、すでに1000点を超えているといいますので、
今後、様々な展示が企画されていくことでしょう。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
アクセス方法は、京王線笹塚駅より徒歩5分。
入場無料で休館日は日・月曜、年末年始など、
となっています。
アクセス方法についての詳細はコチラ
⇒ ”声優ミュージアム”ホームページ
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ミュージアム内の様子
ミュージアム内は大きく3つに分かれているようです。
まずは、<展示スペース>があります。
ベテラン声優所有の貴重な展示品をはじめ新人声優の紹介まで、
声優の「歴史」 と「今」に関する資料を展示しています。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
そして、展示室奥には
声優の活躍を祈願する<声優神社>があります。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
鎮座する“ご神体”は、
録音スタジオで、なんと約6万人の声優が
声を吹き込んだマイクといいいます。
ここで、祈願した願いが成就する例が増えていけば
まさに、声優業界の聖地として崇められるでしょう。
また、声優神社内では収録風景などのVTRも
流れているそうです。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
さらに、同じビルの6Fには、<81ライブサロン>が併設。
年間50回程のステージが開催される予定で、
声優による歌や演技などが間近で体験できるそうです。
出典https://twitter.com/seiyuu_museum_
最新情報をツイッターで確認する
⇒ 【公式】声優ミュージアム@seiyuu_museum_
声優ミュージアム公式HP
http://seiyuu-museum.jp/top/
館長の想い
『館長 挨拶』
連続テレビアニメーション「鉄腕アトム」の放送から50年。
初期の「声優」は、各放送局所属の劇団員が、
人形劇やナレーション等を担当していました。
そして外国映画の吹き替え版が増えたことで、
各劇団から多数の舞台俳優が「声優」の仕事に深く関わるようになり、
アニメーション文化の成熟と共に、現在のように
「声優」専業ともいえる役者達が登場していったのです。
初期の「声優」は、試行錯誤の連続でした。
芝居・演出・録音技術それぞれに、大変な苦労がありました。
一方で現在は、大変な「アニメ・声優ブーム」だと言われます。
国内はもとより、国外でも、
アニメーションのキャラクターを演ずる「声優」への興味が高まり、
若者が日本語を学ぶ動機の一つが「声優」だといった、
国際化の時代が始まっています。
これまでの50年の変化は、一言でいうと、
声優業界の「近代化」でした。
その記録として、この「声優ミュージアム」は開館されます。
展示物に込められた、先人たちの熱い思いを読み取ってください。
そして、このすばらしい「声優」文化の後に続く方々に、
次の節目の100年にむけて歩みを進めて欲しいと思います。
これからの声優界に、幸多からんことを願います。
2015年盛夏 館長 南沢道義
引用元:http://seiyuu-museum.jp/salutation/
広報担当者は
「外国人向けツアーを企画する旅行会社からの問い合わせが
数多く来ています」
と話しているそうで、
今後、海外からの観光スポットとして注目が高まりそうです。
新たな日本文化の聖地として、
今後の発展に大きな期待が寄せられています。
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